負け狼の気まぐれニッキ

勝手気ままな何処かの一匹狼の気まぐれ日記。

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『生存者ゼロ』を読み終えました

さり気なくカテゴリとかを追加してみた。
これからも読んでいくとも限らないし、使うかどうかは不明。
『光る牙』に続いて、またもファンタジーではない本に手を出して、
しかも読みきりました。
ページ数は倍くらいあった上に、内容も濃かったので色々省略しつつ
感想とかを書いて行こうかなって思います。
ざっくりとしたあらすじとしては、
北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が謎の死を遂げる。
その事件が落ち着いたのもつかの間、北海道本島でも同じ症状が起こる。
物語は最初の事件を調査をしていた陸上自衛官の廻田と、
解析、解明を進めるべく呼ばれた研究者の富樫を中心に進められる。


この本との出会いも、前回の感想文で書いたものと同じで、
本屋に並んでいるものを適当に取って読んだだけでした。

凄い端的に述べると、前の読んでいた本でも出ていた
事件における政府側の隠蔽工作。
応急処置にもなっていない先送り事案。
そういった汚い部分がみっちりと詰まっている内容でした。
感染爆発(この時点ではそう思われていたが実は違う)が起きているにも関わらず、
他の感染被害も無かった故に問題を先送りにするあたりがとても生々しく感じられました。

壮絶な過去や、その過去から開放される為に手を出した薬物。
かつての同僚の妬み故に責め立てによって少しずつダークサイドに陥ってしまう富樫と、
何も情報が無いまま、次のパンデミックが始まり、必死に情報収集し、
少しずつ研究の解明へと進んでいく廻田を見ていて、どちらの視点も楽しく読むことが出来ました。
最初はお互いが別々の方法で調査して、出会ったときに解明していくものだと思っていたので、
この意外性な話には驚きました。
廻田視点では理不尽なことに疲労や怒り等を表すも冷静に事件に向き合っていて、
富樫視点では人々を見下しつつ、事件は神の裁きだとまで表現する始末。
お互いの違う観点が見ていて飽きませんでした。

少し残念に思ったことは、宗教的な面が大きく出てきたこと。
富樫が薬物の禁断症状から神と話すことが出来るような描写があったのですが、
ただの幻覚じゃなくて、本当に神の啓示のように思えたこと。
富樫には語られてない館山の死に関しても
「神の御使いは2人いて、1人は私であり、もう1人は神が与えた試練に耐えられずに自害した。」
とまで、まるで見てきたかのように語っている描写がありました。
(実際、館山も目を閉じると邪悪なものがそこに居て、耐えられずにいる描写がある。)
また、目に見えない何者かが廻田にも囁く描写があった上に、
「神の御使いとして今度はお前が選ばれた」
とまで富樫が言ってる始末。
事件がパウロの黙示録と言う物に近いことが起こっていたようで、
(私自身がこのことに詳しくないのでわからないけれど、神の裁き的なもの?)
まるで本当に神が問いかけているように思えました。
現実的な話で進行している中で、宗教じみた展開が盛り込まれてくると、
私個人としては「え、え?」と思ってしまいます。
とはいえ、その展開が面白かったと思うことは多かったとも思います。


前回読んだ本の倍以上の量があったので読み応えもタップリでしたが、
その分、どこかを掘り下げて感想を言うのは私の文章能力じゃ不可能ですね。
この文章だけだと印象に残った部分しか書いてないので、
まるで『政治の汚さが面白かった。でも宗教的な面は納得できなかった』って述べてるみたいですね。
そうじゃなくて、人間味の表現が色んなところにちりばめられてて、
展開も相まって全然飽きのこないお話でした。



しかしまあ、全然本を読まなかった私が今月だけでもう2冊読んでることにビックリ。
因みに、次に読む本も確保しております。
ちゃんと読むかどうかってのはまた別の話になりますが…
まあ、また眠れない夜や暇つぶしに読んでいくことにします。
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