負け狼の気まぐれニッキ

勝手気ままな何処かの一匹狼の気まぐれ日記。

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『光る牙』を読み終えました

以前にも少々書きましたが、中島みゆきの夜会DVDを買ったときに一緒に購入した本を読み終えました。
感想なんかをチラホラと書き綴っていこうかなと。
この本との出会いみたいなものは本当に感覚というか、直感というか、
運命的な出会い、とまでは言わないけれど、
何も解らずに『これ、面白そう』と思って購入したのがきっかけ。
『こんな感じのが読みたいから』って選んだわけでもないんです。
実際、購入して、少し読み進めてからやっと
『あ、これ現実っぽいお話なんだ』
って思ったレベル。
一応帯には『羆』って書いてあったのだけど、
それを『ヒグマ』と読むんだって解ったのはこの本を読んでからでしたし。
著者の吉村龍一さんも全く知らなかったし、
当然、過去作品も知らないまっさらな状態でした。


凄くざっくりとしたあらすじとしましては、
北海道にある山林保護官である孝也にスポットを当てて、
上司である山崎と共にヒグマとの対峙する話です。
(本来の目的は遭難者の救護)

こういった現実向きの小説はほぼ初めて読んだので、
自分に合うかどうかは解らなかったけれど、
本当に読んでいて面白かったし、
ずっとドキドキしっぱなしでした。

まず、一番印象に残ったというか、好きな展開をお話させてください。

最初はお互いに孝也は『係長』、山崎は『おう、お前』って呼び合う仲で、
この時点ではあまり2人には際立った信頼関係みたいなものは見られません。
文句は言わないものの、良い上司と思いつつも、不満を思っていたりもしていて、
孝也のミスに対して喝を入れられてへこんで、
「どうすれば山崎と肩を並べられるだろう」
「この仕事に向いていないんじゃないだろうか」
と、自信を喪失してしまいます。
そんな中で、酷い来場者に対して熱くなって食いかかろうとした所で、
孝也のことを初めて『タカ』って呼びながらとめるシーン。
元より目配せでお互いの意思疎通が出来ていた描写があったので、
お互いが思っている以上に2人の信頼関係は深かったと思ってはいたけど、
目に見えて態度の変化があったのは大きかったんだろうな、と思いました。

若林という遭難者(実際は法律で禁じられている罠を使った密猟者)を救護のために、
結果、羆と対峙しなければならない場面では、
羆に襲われて山崎は行方不明、残された若林は殺されて、
持っていた銃で撃退するもののしとめ損ね、孝也だけが残された状態で、
下山を試みるときに、山崎の教えが役立っている所にも感動したし、
しっかりと山崎の教えを覚えていた辺り、2人の関係性が良く出てるなぁと思いました。
山崎の安否を確認するときに、とっさに『ヤマさん!』と叫ぶ所で、
ようやくお互いが『タカ』『ヤマさん』って呼ぶような関係になるわけです。
この時に本当にこの2人は通じ合ったのかなって感動しました。


一番好きなシーンは上記で掘り下げた描写ですが、
本当に細かいところを掘り下げるとキリがないレベルです。

上記も言った山崎に激怒されて落ち込む描写なんかも本当にリアルで好きだし、
生物学者や警察が世間に公表する際の隠蔽事項、
そのことに気に食わない山崎と、その苛立ちを察する孝也の心境もリアル。
そんな中でもでも山崎の娘から冷凍便で送られた手料理のおすそ分けと共に、
杯を交わしながら山崎が本音を孝也に話すシーンがあったり、
実際にあった羆の事件のことも書かれていたり。
山林や羆のことを何も解ってない人たちに対する山崎と孝也の態度。
自然の災害に見舞われながらも山崎の教えを元に切り抜ける所など等、
読んでいて面白いと思った描写はたくさんありました。

私個人としては事件(事故?災害?)の後の2人をもうちょっと掘り下げて欲しかったです。
療養中の見舞いとして会話するシーンはあるものの、
お互いの信頼関係が築けた後の描写をもう少しだけ見ていたかった。
ただ、それは完全に個人的な願望であり、グダグダと長ったらしくせずに、
とてもスッキリとしていたので、これでよかったとは思います。

上記であげたことは思い出した順番であり、順不同だけど、
最初から最後まで、ずっとドキドキの連発でした。
正直、本を読むのが苦手な上に、現実っぽい話は苦手な私が、
ここまでどっぷりとハマって読みきってしまうとは思わなかったです。

「お前、それしか読んでねぇだろ」
って言われても良いから、
これ面白かったよって自身をもってオススメしたいです。





小説を読んだ後に自分の文章を見返してみると、
本当に稚拙だなぁっと残念に思います。
まず、物語が伝わらない上に、自分のこの感動すらも上手く伝えられてないのが本当に残念です。
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